分身



 

作品の概要

 

分身

 

1993年9月 初刊行(集英社)
1996年9月20日 文庫化(集英社文庫)

 

北海道に住む氏家鞠子。
彼女は母親が自分のことを愛していないのではないかという疑念を持っている。
そんな中、母親が一家心中を図る。
家は焼け、母親は亡くなるが鞠子と父親は助かる。

鞠子は母親の死の真相を追求しようと決意する。

東京に住む小林双葉。
彼女はアマチュアバンドのボーカルをしており、ある日、テレビに出演した。
ところが母親はテレビ出演に対し、過剰なまでに双葉を責めたのだった。
その直後、母親は車に撥ねられ亡くなってしまう。

双葉もまた、母親が隠していた真実を探りに旅に出る。

鞠子と双葉に隠された真実に迫る長篇サスペンス。

補足情報

1993年9月 初刊行(集英社)
1996年9月20日 文庫化(集英社文庫)

登場人物

氏家鞠子:札幌の大学に通う
小林双葉:東和大学文学部国文学科通う
2人は共に母親の死をキッカケに真実を探し求める

氏家清:鞠子の父親。函館理科大学勤務し発生工学を研究。
氏家静江:鞠子の母親。無理心中を図り死亡。
小林志保:双葉の母親。交通事故で死亡。

下条:帝都大学医学部に通う。鞠子を手伝う。
脇坂講介:聡明社の編集者・双葉をサポートする。

藤村教授:北斗医科大学勤務し、発生工学の研究する。

感想

この作品は読む前からある程度は予想が出来ます。
ただ、結論から言うと、そんな私の陳腐な予想など遥かに超えていました。

主人公の2人、鞠子と双葉はそれぞれ、母親が不審な死に方をしてしまいます。
鞠子は母親の愛情を感じられず、それをずっと疑問に思い、
双葉は母親からテレビ出演に対し、きつく叱責されます。

母親の死をきっかけに、2人は自分の出生に隠された秘密
を探るべく、それぞれが調査に乗り出します。

この作品は、鞠子の章、双葉の章が交互に入れ替わります。

そして真相が近づくにつれて、2人の距離もどんどん縮まり・・・。

最後はどうなるんだろう?ってかなり気になって、
どんどん読み進められます。

ラストは意外にも爽やかというか、スッキリしてます。
間違いなく、オススメ作品でしょう。

医療系サスペンスということで、
「変身」「宿命」にも何か共通する部分があります。
合わせて読んで頂きたい作品です。

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆



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2011年2月18日 | コメント/トラックバック(1)|

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