同級生



 

作品の概要

 

 

同級生

 

1993年2月 初刊行(祥伝社)
1996年8月8日 文庫化(講談社文庫)

 

修文館高校3年生の宮前由希子が交通事故にあい、死亡した。
彼女は妊娠しており、産婦人科に行く途中での事故死だった。
だが、事故現場にはある教師がいたことがわかる。

野球部キャプテンの西原荘一は由希子のお腹の子供の父親は自分であると認めた上で、由希子の死の真相に迫る。

しかし、学校内で新たな事件が起き、事態は予想外の方向へ。
由希子の死と、学校で起きた事件の真相は?

本格学園青春ミステリー。

補足情報

1993年2月 初刊行(祥伝社)
1996年8月8日 文庫化(講談社文庫)

登場人物

【修文館高校3年生】
西原荘一:主人公。野球部のキャプテンを務める。由希子の死の真相に迫る。
宮前由希子:野球部のマネージャー。交通事故で死亡する。
楢崎薫:野球部のマネージャー。西原、川合と共に行動する。
川合一正:野球部の投。西原、薫と共に行動する。
水村緋絽子:天文部所属。父親は東西電機の専務。西原とは過去に・・・。

【修文館高校教師】
灰藤:生徒指導部で指導方針はかなり厳しく、生徒からは敬遠されている。
御崎藤江教諭:生徒指導部。灰藤を尊敬している。教育一筋だったが・・・。

西原春美:荘一の妹・生まれつき心臓病を抱える。

溝口:修文館高校で起きた事件を担当する刑事。

感想

「同級生」というタイトルから、学園ものであることは容易に想像がつきました。

しかし読んでいくと、ある生徒の死、妊娠、新たな事件と
どんどん展開していき、そのタイトルから連想された内容とは
程遠いものとなっていきました。

野球部キャプテン、西原は交通事故死をした由希子のお腹の子の父親であることを
公表し、由希子を死へ追いやった「ある教師」を糾弾します。

でもこの西原という生徒の言動にかなり不可解な部分が残ります。

そして、物語がいよいよ佳境に差し掛かったとき、
ちょっと予想していなかった真実が語られます。

「え??」っていう感じになってしまいました。
ま、東野さんの作品はほぼ全て「えっ?」ってなってますが。

そして、さらに冒頭部分で語られる、西原荘一の妹・春美の
心臓病の原因についても絡んできます。

「ああ、そこでそう絡んでくるのね」
ってなりました。

結末は納得できるもので、読後感もかなりスッキリでした。
ただ、由希子がちょっとかわいそうかな、とも思いました。

なんか、高校時代に戻りたくなりますね。

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆



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2011年2月21日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:本の感想

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