学生街の殺人



 

作品の概要

 

 

学生街の殺人

 

1987年6月 初刊行(講談社)
1990年7月6日 文庫化(講談社文庫)

 

津村光平は大学を卒業後も就職せず、学生街にあるビリヤード場でバイトをして過ごしていた。
ある日、同じビリヤード場で働く松木が自宅で何者かに殺害される。
彼は「俺はこの街が嫌いなんだ」と常日頃から口にしていた。


そんな中、さらに第2、第3の殺人事件が起きる。
松木が殺された事件との関連はあるのか?

そして犯人の真の目的とは―?

補足情報

1987年6月 初刊行(講談社)
1990年7月6日 文庫化(講談社文庫)

主な登場人物

津村光平:大学を卒業後、就職せずビリヤード兼・喫茶店「青木」でバイトをしている青年。

有村広美:光平の恋人。バー「モルグ」を友人・純子と共同経営している。
日野純子:広美の親友。バー「モルグ」のもう一人の共同経営者。

有村悦子:広美の妹で短大生。

松木元晴:「青木」の従業員。自宅アパートで何者かに殺害される。
マスター:「青木」の経営者。
佐緒里:「青木」の従業員。

井原:「青木」の常連客。通称「ハスラー紳士」
太田:井原の友人で「青木」の客。電子工学科の助教授。
時田:書店を経営している。「モルグ」の常連客。

武宮:工学部の大学院生。佐緒里に惚れている。

堀江園長:養護施設「あじさい学園」の園長。
佐伯良江:保険の外交員。あじさい学園に出入りしている。

斎藤:医師。「あじさい学園」での診察もしている。

香月:刑事。事件を担当する。

感想

これはなかなかおもしろかったですね。

第1の殺人が解決の糸口さえ見せない中、
次々を新たな殺人が起こります。

それは一見、何の関係もないように思えますが、
意外な点で結びついてきます。

犯人がわかり、一旦は真相が明らかになったかに思えましたが、
最後の殺人がまだこの時点では未解決なんですね。

これがラストでは見事に繋がりました。

物語を通して、様々なところに伏線が散りばめられています。
そして、それらはすべて見事に回収されました。

主人公の推理もお見事で、最後の怒涛のなぞ解きは圧巻でした。
それと、香月刑事のキャラもよかったですね。

長かったけど、スラスラ読めてしまいました。
もっと語りたいんですが、これ以上書くと
ネタバレになってしまう恐れがあるので、やめておきます。

余談ではありますが、
加賀恭一郎シリーズ第1弾の「卒業」で出てきた
「あのお店」が再登場します。
ファンにはちょっと嬉しいサプライズかもしれませんね。

この作品は是非読んでいただきたい作品ですね。

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆



タグ


2011年11月12日 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:本の感想

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ