放課後




作品の概要

放課後

清華女子高校の更衣室で、生徒指導の教師の死体が発見された。
現場は完全なる密室。

成績優秀で剣道部の主将、先生に好意を寄せるアーチェリー部キャプテン、
煙草など、ちょっと問題のある生徒など、次々と容疑者が浮かぶが・・・。
またアーチェリー部の顧問で数学教師の前島にも生命の危険が及ぶ。

そんな中、体育祭の仮装行列の真っ最中に第二の事件が起こった。
江戸川乱歩賞受賞の本格青春推理。

補足情報

作家としてのデビュー作
第31回江戸川乱歩賞を受賞
1985年に初刊行、1988年に文庫化

登場人物

前島・・・清華女子高校の数学教師でアーチェリー部の顧問
杉田恵子・・・清華女子高校の3年でアーチェリー部のキャプテン。愛称はケイ。
高原陽子・・・清華女子高校の3年。喫煙が見つかり停学になる。家庭環境が複雑。
北条雅美・・・清華女子高校の3年。剣道部の主将で成績は優秀だが・・・。
村橋・・・清華女子高校の教師で生徒指導部。
竹井・・・清華女子高校の教師。槍投げ選手で、あだ名は「ギリシャ」。
栗原・・・清華女子高校の校長。
麻生恭子・・・清華女子高校の教師。一見おとなしそうに見えるが・・・。
大谷・・・清華女子高校の事件を捜査を担当している刑事。

感想

東野圭吾さんの作家としてのデビュー作です。

主人公は女子高の教師で、いわゆる学園ものですが、
本格的な長編青春推理です。

密室トリックを使った殺人事件で、
伏線も随所に散りばめられており、
特に、体育祭の仮装行列の真っ只中で起きる事件には、
ハラハラドキドキしてしまいました。
え・・・?ってなりますよ。

登場人物も非常にバラエティに富んでおり、
本作品の魅力のひとつとなっています。
どの人物も容疑者になりうる可能性を秘めています。

それにしても、ストーリーとは関係ない部分でも、
女子高生の相手をするのは大変だなぁと思い知らされます。

また、動機については、賛否分かれるようですが、
個人的には斬新かつ大胆であり、大変驚かされました。

そして、ラストには予想だにしない、とても意外な結末が待っています。

おすすめ度:★★★★★★☆☆☆☆



タグ


2011年2月13日 | コメント/トラックバック(4)|

カテゴリー:本の感想

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

トラックバック

コメント

  1. キリン より:

    タイ人のキリンです。
    今、この作品を読み始めています。
    登場人文がバラエティで怪しいというところがドキドキします。
    事件が起こるのを楽しみにしてます!

    • RYOJI より:

      キリンさん
      コメントありがとうございます。
      東野さんのデビュー作で、江戸川乱歩賞受賞作です。
      なかなかおもしろかったと思いました。

  2. momo より:

     この本を最初の読んだ時、「こんなことで殺すかよ」と思ってしまったけど
     そこが作者のねらいだったと「公式ガイド」で知りました。
     まんまとハマってた訳です。

     同様な感想を持った作品がいくつかあります。
     いまの時代を反映しているのでしょうか?
     何だか複雑になることもありです。

    • RYOJI より:

      momoさん
      コメントありがとうございます。
      この作品は動機についてよくこのように語られますよね。
      でもそれを思いついて作品を書ける東野さん、お見事です。
      賞も取っていますしね!


コメントをどうぞ

このページの先頭へ