プラチナデータ
作品の概要
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プラチナデータ
2010年7月1日 初刊行(幻冬舎) |
警視庁捜査一課の刑事、浅間は自分が担当したある殺人事件で、
DNAを用いた画期的な捜査が導入され、スピード解決されたことに大いなる疑問を抱く。
それは、国のトップが秘密裏に行っていたDNA捜査だった。
かくして、犯罪防止を目的としたDNA法案が可決し、検挙率は飛躍的に上がる。
そんな中、DNA捜査を嘲笑うかのような事件が立て続けに発生する。
警察庁特殊解析研究所の神楽龍平が操るDNA捜査システムの検索結果は「NOT FOUND」。
当初はシステムの不備ではなく、データ量の不足が問題となっていたが・・・。
また同じ頃、DNA捜査システムの開発者である蓼科兄妹が何者かに殺害される。
現場に残された毛髪から得られた解析結果は「RYUHEI KAGURA 適合率99.99%」
神楽はDNA捜査の第一人者でありながら追われる身となる。
DNA捜査システムに秘められた謎とは?
蓼科兄妹はなぜ殺されたのか?
全ての謎はDNAが解決する。
補足情報
2010年7月1日 初刊行(幻冬舎)
文庫化未定
嵐の二宮和也さん主演で映画化決定。2013年公開予定。
詳細はこちら ⇒ 【映画化情報】「プラチナデータ」二宮和也さん主演で映画化決定!
映画公式サイトはこちら ⇒ 『プラチナデータ』公式サイト
登場人物
浅間玲司:警視庁捜査一課の刑事。警部補。
神楽龍平:警視庁特殊解析研究所・主任解析員
木場:警視庁捜査一課、浅間の上司
那須:警視庁捜査一課長
戸倉:警視庁捜査一課の刑事、浅間の後輩
志賀孝志:警視庁特殊解析研究所・所長
白鳥里沙:アメリカからDNA捜査を研究をするため来日
蓼科早樹:天才数学者でDNA捜査システムの開発者
蓼科耕作:蓼科早樹の兄
水上洋次郎:新世紀大学・脳神経科教授
リュウ:神楽龍平の別人格
スズラン:謎の少女
神楽昭吾:神楽龍平の父親で、陶芸家
感想
本作は個人のDNA情報を国が管理し、
犯罪防止を目的とした「DNA法案」が可決するという設定で
進んで行きます。
架空の設定とはいえ、
近い将来、いつかは本作のようなDNA捜査が実現しちゃうのかなぁと、
ちょっと思ってしまいました。寒気がしますね。
徹底した管理社会を追求し、国民のためと言いながら、
一方では管理社会を作る側の傲慢さや汚い部分がこれでもかと伝わってくる内容です。
警察内部のお偉方、または国のトップである政治家の世界っていうのは
こんなんなのかなぁ、とちょっと暗い気持ちにもなりました。
実際はどうか知りませんけど、なんか本当にこんなのありそうですよね。
とまぁ、そういったドロドロした設定ではあるのですが、
実はとてもお気に入りで面白く読めた作品なのです。
真実をどうしても追究したい浅間刑事はかっこいいし、
なにより、後半の浅間と神楽のコンビはよかったですね。
当初は何かとぶつかりあう2人が、
真相を追究するため、協力しあう姿がとてもよかったです。
また、個人的にスズランの存在がとても大きかったと思います。
スズランと2人で旅をする神楽がなんともいい感じでしたね。
スズランの正体についてはある程度予想通りでしたが、
それでもなんとも寂しいような切ないような…。
あと、ラストはよかったですね。
「事件の解決」という意味では消化不良ぎみではありますが、
これはこの結末がベストなのでしょう。
神楽龍平の選んだ道にはちょっと意外な気がしましたが、
これもなんともすがすがしい結末だと感じました。
いたるところに伏線が張ってあり、東野ワールドを十分に楽しめたと思います。
おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆
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プラチナデータ、東野圭吾2011年5月3日 | コメント/トラックバック(9)|
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コメント





再読しました。
天才少女・蓼科早樹の登場に、森博嗣さんの「すべてがFになる」を連想。
どんな高度な科学データも操作するのは、人間であり
帯封に書かれているとおりの究極の謎は、「人間の心」だと
思い知らされました。
一読目では読み飛ばした陶芸の深い意味も改めて認識です。
近未来の管理社会が描かれ、「知らぬは哀れな国民ばかり」
のフレーズが怖いです。
momoさん
コメントありがとうございます。
「知らぬは哀れな国民ばかり」
ほんとそうですよね。今現実でもこんなことがありそうですよね。
この作品を読んで思い知らされました。