流星の絆



 

作品の概要

 

 

流星の絆

 

2008年3月5日 初刊行(講談社)
2011年4月15日 文庫化(講談社文庫)

 

洋食屋「アリアケ」の3兄妹、功一、泰輔、静奈は夜中に家を抜け出し、獅子座流星群を見に行く。
だが、ちょうどその時、アリアケでは残忍な事件が起きていた。
アリアケ店主で、3兄妹の父・幸博と母・塔子が何者かに殺されていたのだ。

3人は身寄りもなく、養護施設で幼少期を過ごし、3人で強く生きていくことを決意する。
そのため、3人は金持ちをターゲットとした詐欺をもはたらくようになる。

ある日、大手洋食屋チェーン「とがみ亭」の戸神行成を新たな詐欺のターゲットに決めるが、
彼の父親で「とがみ亭」創始者でもある戸神政行が、アリアケ事件の際、事件現場から逃走した男に
酷似していたことに気が付く。

功一は真相を暴くため、静奈を行成に近づけ、様々な作戦を実行するが、
ここで予期せぬ事態に発展してしまう。

驚愕のラストが待ち受ける長編傑作ミステリー。

補足情報

2008年3月5日 初刊行(講談社)
2011年4月15日 文庫化(講談社文庫)
2008年 二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香 主演でドラマ化(TBS)

登場人物

有明功一:3兄妹の長男。泰輔と静奈を守ろうと決意する。
有明泰輔:3兄妹の次男。事件当夜に犯人と思しき顔を目撃している。
矢崎(有明)静奈:3兄妹の末っ子。功一、泰輔とは血は繋がっていない。かなりの美貌。
有明幸博:功一と泰輔の父。洋食「アリアケ」を営む。ある日、何者かに殺害される。
矢崎(有明)塔子:静奈の母。事件の被害者。幸博と一緒にアリアケを営むが、籍は入れていない。

戸神政行:大手洋食チェーン「とがみ亭」経営者。ハヤシライスが名物メニューだが・・・。
戸神行成:戸神政行の息子。功一達にAランク(上限の測れない相手)のターゲットにされる。
戸神貴美子:行成の母。

柏原康孝:アリアケ事件担当の刑事。捜査を通じて功一たちには親身になる。
萩村信二:アリアケの事件を担当している若手刑事。

感想

この作品は2008年の3月に刊行され、その年の10月にはドラマ化されましたね。
そのため、ドラマを見てから原作を読んだという方も多いのではないでしょうか。

ドラマと原作は大筋は同じでしたが、やっぱり作品から受ける印象が
ガラッと違いましたね。
ドラマは結構「笑い」も取り入れられてたような感じがします。

この作品は個人的には「ものすごく悲しい作品」であると感じています。

両親(正確にはちがうのですが)が惨殺され、
それを子供が発見するという、衝撃的な幕開けとなっています。

しかし、この子供たちがたくましいんですよね。
詐欺グループの実行犯となって、金持ちから金を騙し取るなど、
たくましさがちょっと別の方向に行ってる気もするのですが。

しかし、詐欺の過程などもよくできていて、楽しめると思います。
詐欺をしていく中で、重要な人物に巡り合い、
そこから一気に物語は急展開を迎えます。

そしてそこに絶妙に「恋愛」が絡んできます。
決して応援できないし成就できない「恋愛」。
ここは読んでいても、胸が締め付けられました。

そして、最後はとても予想できなかった結末が用意されています。
まさか・・・!って感じです。

でも読後感はすっきりしていて全体的に見ても
非常に良い作品だったと思います。

なるほど、これはドラマ化もうなずけるかも。

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆



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2011年2月23日 | コメント/トラックバック(6)|

カテゴリー:本の感想

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コメント

  1. basil より:

    こんにちは。
    すっごく充実してるサイトですね>東野圭吾さん。
    私はまだやっと3冊目を読んでいるところですが、RYOJIさんのご紹介が面白くて読んでみたくなりました。
    それから嬉しいことに、私も伊坂幸太郎さん、海堂尊さん、湊かなえさん大好きです。

    こちらのサイトをリンクさせていただきました。不都合があればお知らせ下さい。
    これからもよろしく!です。

    • RYOJI より:

      basilさん、ご訪問ありがとうございます。
      >RYOJIさんのご紹介が面白くて読んでみたくなりました。
      そういっていただけるとうれしいです。
      東野圭吾さんの作品は本当にどれも面白くて、
      はまりますので、是非たくさん読んでいただいて、
      そして、またサイトに遊びに来てくださいね。
      私の方もリンクを貼らせていただきました。
      こちらこそ、よろしくですm(_ _)m

  2. キリン より:

    流星の絆のドラマを見ました。
    とても良い話だと思いますね。
    時々、泣かせるジーンもあり、ドキドキさせるジーンもあったんですね。
    ただし、登場人物がちょっと少ないので、ちょっと事件解決するにはそんなに難しくないと思うのです。だけど、主人公たちの演技が凄くて、驚くほどでした。特にシイちゃんの役はとても上手くやったなぁと思います。

    こんなに良い作品とは最初は思いませんでしたが、全部を見終わったら、やっぱり凄いだ!!と叫びたいぐらいです。

    ちょっとでも内容が忘れてたら、小説を読みます。

    • RYOJI より:

      キリンさん
      コメントありがとうございます。
      ドラマの流星の絆は宮藤官九郎さん脚本で、日本では有名なのですが、
      かなり独特な作風に仕上がってますね。(いわゆるクドカンワールドという・・・)
      それが原作ファンからすれば賛否両論だったようです。
      コメディの部分はいらないというファンも少なくないと聞きます。
      でも僕は楽しく見させていただきました。
      ちょこちょこ原作との相違点はありましたが、素晴らしいドラマだったと思います。
      そして、やっぱり、原作を是非お読みになってくださいね。
      (いつも同じことばかり言ってすみませんが)

  3. かりゆしまや より:

    こんにちは。
    一昨日から、ドラマの再放送をしています。
    今日は休みなので、ハヤシライスを作りました。
    自分で言うのもなんですが、ワタシはカレーとかビーフシチュー、ハヤシの類が得意なんです!
    それでもデミグラスから作るのは大変なので、缶のデミソース、赤ワイン、もちろん醤油を隠し味に。美味しく出来ました!
    ワタシのコツは、玉ねぎをあめ色になるまで炒めることです。
    甘味が出て、コクも出ます。
    カレーでもそうするのですが、翌日はチーズを乗せて、ハヤシドリアにします。
    とってもおいしいですよ!ぜひお試しください!
    話は変わりますが、先日久しぶりに麒麟さんに会ってきました。
    続きは麒麟さんのコーナーで!

    • RYOJI より:

      かりゆしまやさん
      ハヤシライスは僕も大好きでですね、カレーやシチューもよく作ります。
      嫁さんに「これなら作れるから」、と言って僕が作ることがあります^^
      流星の絆のハヤシライスのレシピが欲しいですね~。
      でもさすがにあそこまで本格的な料理は僕には無理そうですが^^


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