浪花少年探偵団・独立編 しのぶセンセにサヨナラ



 

作品の概要

 

 

しのぶセンセにサヨナラ

 

1993年12月 初刊行(講談社)
1996年12月12日 文庫化(講談社文庫)

 

竹内しのぶ、25歳、独身。
大阪大路小学校の教諭だが、兵庫の大学に内地留学中。
あれから3年、しのぶセンセがパワーアップして帰ってきた。

東京で、自動車教習所で、そして入院中でさえも
様々な事件に巻き込まれては見事な活躍を見せるしのぶセンセ。

内地留学を終えて
再び小学校で教壇に立つまでを描いた傑作短編集。

補足情報

1993年12月 初刊行(講談社)
1996年12月12日 文庫化(講談社文庫)
※文庫化の際に「浪花少年探偵団2」から「浪花少年探偵団・独立編 しのぶセンセにサヨナラ」に改題
2000年 山田まりや主演でドマラ化(NHK教育テレビのドラマ愛の詩シリーズ)

主な登場人物

竹内しのぶ:大路小学校6年5組の担任
田中鉄平:大路小学校6年5組の生徒
原田郁夫:大路小学校6年5組の生徒

新藤:大阪府警捜査一課勤務の刑事
漆崎:大阪府警捜査一課勤務の刑事

本間義彦:K工業の幹部候補生

感想

前作「浪花少年探偵団」で強烈な存在感を示した
しのぶセンセシリーズがパワーアップして帰ってきました。

本作では小学校の教諭ではなく、内地留学として、
大学で勉強中のしのぶセンセ。

そして、そのしのぶセンセを困らせる田中鉄平、原田郁夫の
悪ガキコンビも相変わらず健在です。

本作では立派な中学生になっているのですが、
なにかにつけてしのぶセンセの元を訪れ、事件に巻き込まれてしまいます。

この二人としのぶセンセの掛け合いが相変わらず面白いですね。

さらには、おなじみの新藤刑事、エリート会社員・本間も、もちろん健在です。
本間の扱いがちょっと変わってるような気がしました。
えらい間抜けになってるなぁという印象でした。
しのぶセンセを巡る恋の争いは完全に新藤刑事に軍配が上がっているのでしょうか?

さて、本作も浪花少年探偵団に引き続き短編集です。
非常に読みやすく、それでいてしっかり考えつくされたストーリー、構成は秀逸で、
どの物語もとても面白く満足の行く内容だったと思います。

前作に比べると、事件の結末がかなり切ないものが多かったです。
そのため、同じシリーズでありながら前作とはまた違った読後感だったと思います。

最後の「復活」は良かったと思いました。
見事に復活を果たしたしのぶセンセの次回作を是非とも読みたい!
という気持ちにさせられました。

しかし、それはどうやら叶わないようですね。
本作のあとがきでしのぶセンセのシリーズはこれで終わり、と語られています。

とても面白かったし好きなキャラクターだったので、残念でなりません。
しのぶセンセと新藤刑事のその後もとても気になるところですねぇ…。

浪花少年探偵団と合わせて読まれることをおすすめします。

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆



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2011年5月20日 | コメント/トラックバック(2)|

カテゴリー:本の感想

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コメント

  1. momo より:

    「浪速少年探偵団」に引き続き、しのぶセンセの活躍に
    引き寄せられ読了しました。

    こちらの方がより笑いが多く、しのぶセンセの成長ぶりに
    肯きながらの頁めくりです。
    しのぶセンセをめぐる新藤刑事VS本間氏の闘いも抱腹絶倒です。

    「ぜひ続編を!」と解説者の方と同様に願ってしまいます。

    (蛇足ながら、新装版の方が旧版より安いというのも気に入りました。)

    • RYOJI より:

      momoさん
      コメントありがとうございます。
      僕もこちらのほうが好きです。
      続編読みたいですね~。
      これで終わったしまうのはもったいない気がします。


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