新参者



 

作品の概要

 

 

新参者

 

2009年9月18日 初刊行(講談社)
文庫化未定

 

日本橋小伝馬町で、ある一人の女性が殺害された。

日本橋署に赴任したばかりの「新参者」加賀恭一郎は、
未知の土地を歩き回る。

敏腕刑事・加賀恭一郎に立ちはばかるのは「人情」という名の謎。
いくつもの小さな「事件」を解決に導きながら、真相に迫って行く。

加賀恭一郎シリーズ第8弾は
人情味溢れるストーリーが涙を誘う長篇推理。

補足情報

加賀恭一郎シリーズ第8弾
このミステリーがすごい!(2010年版) 1位
2009年9月18日 初刊行(講談社)
2010年 阿部寛主演でドラマ化(TBS系) ⇒ ドラマ「新参者」レビューはこちら

登場人物

加賀恭一郎:日本橋署に着任したばかりの敏腕刑事。
三井峯子:事件の被害者
清瀬直弘:峯子の元・夫。清掃業を営む。
清瀬弘毅:清瀬直弘と峯子の息子。劇団員。
青山亜美:弘毅の恋人。
宮本祐理:清瀬直弘の秘書。
上杉博史:刑事。加賀の上司。
岸田要作:税理士。清瀬直弘の会社の税務を任される。
岸田克哉:岸田要作の息子。

上川菜穂:煎餅屋の娘。
佐々木修平:料亭の小僧。
柳沢麻紀:瀬戸物屋の嫁。
寺田玄一:時計屋の主人。
北村美雪:洋菓子屋の店員。
吉岡多美子:翻訳家の友。

感想

待望の加賀恭一郎シリーズですが、
今までの作品とは構成が大きく異なります。

まず最初にある殺人事件が起こり、
女性が亡くなります。

その女性の周辺や当日の足取りをいろいろ調べて行くと、
様々な人との関わりが見えてきます。

本作は9章まで分かれていて、
各章毎にそれぞれタイトルがあり、それぞれの章での「主人公」がいます。
その章の中で、ある出来事があり、それを加賀が解決していきます。

最初読んでいて、
そういえば、最初の殺人事件はどうなったの?って
思ってしまうほどです。

でもそこはやっぱり東野圭吾さん。
見事に繋がるんですよね。

本作は大きなテーマとして、「人情」を取り上げています。
各章に起こる出来事はそれだけで素晴らしいストーリーに
なっていて、ホロっとくる場面もあります。

各章に出てくる人たちと加賀とのやり取りが絶妙ですし、
メインの事件の結末も納得できるものでした。

僕はかなり面白い作品だったと思います。
本作で、加賀恭一郎の新たな一面が発見できたような気がします。

おすすめ度:★★★★★★★★☆☆

関連記事・ページ
加賀恭一郎シリーズ
卒業
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どちらかが彼女を殺した
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2011年2月16日 | コメント/トラックバック(3)|

カテゴリー:本の感想

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コメント

  1. キリン より:

    タイ人のキリンです。

    この小説を読んでいませんが、ドラマ化のを見ました。
    凄い話のつながりがよく出来ました作品だと思います。
    人は嘘をつく理由はなんだろうというところが考えさせたのですね。

    ちょっと個人的に好きなところがあるんです。
    殺人された女性の夢は翻訳者って所が好きです。
    僕実は通訳者なんです。大体の仕事は通訳したり翻訳したりしますが、最近あまりやる気がなくて。でも、このドラマを見たら、自分の大切な立場が分かってきた気がします。自分のやってることは時々つまらないと感じてしまいます。だが、やっぱりやっていることが大切なんですね。自分には役に立たないかもしれないけど、他人に役にたつじゃないかぁと私は思ってます。
    今ではソフトウエア会社の通訳ですが、大体コンプュターのことばっかりです。もしかしたら、転職してもっと皆のために翻訳仕事を目指したいと思うようになりました。

    やっぱり東野圭吾さんはこんな微塵の私たちの通訳者にも気遣ってくれるんですね。感謝します!

    • RYOJI より:

      キリンさん
      コメントありがとうございます。
      僕も本作のような展開は斬新でとても面白いと感じました。
      ドラマ化も大成功だったと思います。
      原作にとても忠実で、阿部寛さんの演じる加賀恭一郎はよかったです。

  2. ふらちなデータ より:

    加賀恭一郎シリーズを新参者までようやく読了できました。

    最終章で、上杉刑事が加賀の過去に少し触れますが、
    「眠りの森」事件の加害者の証人となったがために、
    所轄に回されたということと解しました。

    もし、そういうことならば・・

    加賀の魅力は、私史上、最高です。


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