夜明けの街で



 

作品の概要

 

 

夜明けの街で

 

2007年7月 初刊行(角川書店)
2010年7月24日 文庫化(角川文庫)

 

「不倫をするなんてバカだと思っていた。」
当初渡部は不倫を軽蔑していた。

そんな渡部が勤める会社に仲西秋葉という女性が派遣社員としてやってきた。

ある日、バッティングセンターで偶然出会う、渡部と秋葉。
奇妙な縁で、二人は出会いを重ね、深い仲へと発展していく。

渡部は不倫を軽蔑しながらも、徐々に抜け出せなくなっていくのだった。

そんな中、渡部は秋葉から時効目前の「ある事件」に
関係していることを知らされる。

15年前、仲西家では一体何がおこったのか?
事件は意外な形で結末を迎える。

そして、渡部と秋葉の不倫の行方は?

著者の新境地とも言える長篇ミステリー。

補足情報

2007年7月 初刊行(角川書店)
2010年7月24日 文庫化(角川文庫)
2011年10月 岸谷五郎・深田恭子主演で映画化

登場人物

渡部:主人公。妻と娘の三人家族。不倫を軽蔑していたが・・・。
仲西秋葉:渡部の勤める会社の派遣社員。かなりの負けず嫌いな性格。
有美子:渡部の妻。おおらかな性格だが・・・。
新谷:渡部の友人。渡部に色々と協力する。
芦原:15年前の事件を追う刑事。

感想

読み始めてすぐに、「不倫もの」だとわかります。
今までとは全く違ったタイプの作品であることは
間違いないですね。

もちろん、不倫だけでは終わらずに、
ミステリーの要素も十分です。

15年前に起きたある事件が時効直前になって、
急展開を迎えます。

ちょっと予想しなかった結末でしたね。
びっくり度はさほどでもなかったですが。

そしてなんといっても、
「不倫」の方もある形で決着が付くのですが、
どちらかと言うと、「不倫」の決着の方がインパクトがありました。

「サンタのたまご」にはちょっと鳥肌が立ってしまいますね。
ここら辺は読んでいただくとわかるかと思います。

この作品は違った意味で面白かったです。
不倫8割、ミステリー2割といったところでしょうか。

世の既婚男性の方々には
是非一度読んでいただきたいと思います。
もう不倫をしようなんて気持ちは吹っ飛ぶのではないでしょうか。

元々私には不倫願望なんてないので、
主人公が不倫に奔走する姿はとておもしろおかしく映りました。

東野さん、ほんとリアルだなー。

2011年秋、岸谷五郎さん・深田恭子さん主演で映画化が決定しています。
こちらも楽しみにしておきましょう。

おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆



タグ


2011年2月22日 | コメント/トラックバック(5)|

カテゴリー:本の感想

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

トラックバック

  1. 小説「夜明けの街で」東野圭吾・著 | 恋愛小説としてもミステリとしてもきびしい。

    制服の第2ボタンをはめていない人は恋人募集中。。。
    私の中学時代はそんなことが流行っていました。
    もちろん実際にやっている奴はいなかったですけれど。

    恋人がいるかどう …

コメント

  1. momo より:

    10月8日公開の映画宣伝に釣られ、思わず買ってしまいました。
     2007年に単行本がでてるのですね。

     不倫に翻弄される主人公よりも「おまけ」話の方が面白く(爆笑)
     そして怖かったです?!

    • RYOJI より:

      momoさん
      いつもコメントありがとうございます。
      いよいよ公開ですね!
      この作品はミステリーでもあるのですが、不倫がテーマなので、
      いつもと違った感じで読みました。
      主人公がどっぷりはまっていく様は、なんというか滑稽でした。
      これを読めば不倫しようなんて考えはこれっぽっちもなくなりますね^^

  2. けんたろう より:

    はじめまして。

    たった今読み終えました。

    …秋葉が半端なく可愛かった(笑)

    わたしは既婚者ですが渡部の気持ちすごくわかりました。

    でも、離婚はさすがに考えません。

    • RYOJI より:

      けんたろうさん
      コメントありがとうございます。
      僕も既婚者ですが、ここまで不倫にのめり込める心情は理解しがたいものがありました。
      家族を捨てるなんて、絶対できませんしね。
      でも、もし渡部と同じ立場になったら・・・。というのは考えないようにしています^^
      映画化されましたが見にいけていません。どんな仕上がりなんでしょうかね。


コメントをどうぞ

このページの先頭へ